ザ・グレンリベット12年 ダブルオーク

ザ・グレンリベット12年ダブルオーク
スコッチ、スペイサイド、オフィシャル、シングルモルト、

すべてのシングルモルトはここから始まった
グレンフィデックに続き、世界で2番目に売れているシングルモルトです。生産量も年間590万リットルとものすごく、シーバスリーガルやロイヤルサルートなどにも使用されています。

ザ・グレンリベット(ゲール語で静かな谷の意味)蒸留所は1824年創業、創業者のジョージ・スミス氏が、密造酒時代に終始を打つ、政府公認の蒸留免除を最初に取得した歴史的意味の大きい蒸留所です(次に取得したのはザ・マッカラン蒸留所)当時ジョージ・スミス氏だけが、政府公認蒸留所を目指していたため、密造酒のかつての仲間から裏切り者とされ、命までも狙われていたそうです…息子に護身用の拳銃2丁を渡されるほどだったそうで…いつの時代も先駆けた革命家は命がけですね…

そんなジョージ・スミス氏が作るウィスキーはクオリティーが高い、ミルクのようだと評判で、(グレンリベット)の名前にあやかろうとする蒸留所が1870年には18箇所もあったそうで、2代目ゴードン・スミスがこれはおかしいと行動し、他の銘柄と区別するために商品名の先頭にTHEを加え、これを使えるのはザ・グレンリベット蒸留所だけという権利を勝ち取りました。
(余談ですがボトラーズのケイデンヘッドはあやかったであろう蒸留所の名前表記にしっかりとグレンリベットと書いており、今でも名残を感じる事ができます。)
原料ももちろんこだわっており、仕込み水は川ではなく、地下200メートルにあるミネラル豊富な源泉、通称ジョージーの湧き水を使用しています。このミネラル分が、原料の大麦麦芽から甘さを引き出してグレンリベットのフルーティーさを作り出していると言われています。
その大麦麦芽もマレーのポートゴードン村のクリスプ・モルトハウスの二条大麦、スプリング・バーレー。スプリング・バーレーとは春に種が蒔かれる二条大麦のこと。
蒸留するポットスチルは胴体とパイプ部分にくびれのある、ランタンヘッド型、8基、アルコール度数68℃、150年以上形が変わってないです。
樽はアメリカンオークのバーボン樽が基本ですが、一部ではシェリー、ポート、ヨーロピアンオーク樽などもあります。

香り

オレンジ、レモンピール、蜂蜜、ナッツ

蜂蜜、柑橘の甘みを感じた後に1段階深いモルトの旨さが追いかける多少アルコール感はあるが、スパイスとして成立しており嫌な感じはしない芳醇な香りが終始漂う


フィニッシュ

味わいがしっかりしている割には多少の甘みと香りが長く続くが薄く感じる。後味もスッキリとしている。


加水

口当たりがより甘く丸く優しくなる。が、モルトの旨みは薄まらず逆に高低差が激しくなり、一口で二度美味しくなる。


ハイボール

しっかりと味が残っていてアメリカオークっぽさが際立つ。若干の苦味を感じるがそれが良いアジを出している。

初心者オススメでもよく取り上げられるようになり、周知のコ・ス・パが良いウィスキーですが、先に記述したとおり、シングルモルトウィスキーの元祖と言っても良いほどの歴史を持つ事を知っている人はどれだけ居るのでしょうか…蒸留所の歴史を思い返しながら、12年の月日をこの値段で堪能できる喜びに浸るとにします(笑)。

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