グレンモーレンジィ ザ・オリジナル10年
スコッチ オフィシャル シングルモルト
完璧なバランスと評されるグレンモーレンジィ(古代ゲール語で大いなる静寂の谷間の意味)はハイランド地方、ロス州、ドーノック湾にあるテインという街1849年から作られている本場スコットランドで一番飲まれているシングルモルトウィスキーと言われています。
原料の大麦麦芽は100%スコットランド産で仕込み水も自社所有のケルピーの泉の湧き水を使用し、それが硬水なのも特徴的。一般的にウィスキーには軟水が使われる事が多いのですが、ミネラル豊富な硬水により爽やかさ、フローラルさを生み出しているこだわりが見えます。
スモーキーさはなく、上品な甘さ、柑橘系のフルーティー、フローラルさが有名で、ウィスキーを飲み慣れてない方や女性に好まれる事が多いようです。
その風味を実現しているのが、1887年に資金がなく、ジンで使われていた中古ポットスチルを購入した事によります。(スワンヘッド)と呼ばれるほど首が長いポットスチル、キリンの首ほどの長さ5.14メートルもあるそうです‥なのにスワン…。ポットスチルが長ければ長いほど軽い蒸気しか上まで到達しないので、軽やかで上品な味わいになりました。
もちろん樽へのこだわりも凄く、(デザイナーズカスク)と呼ばれるほどで、まず樽にする原木が理想的な通気性をもつホワイトオークを年輪の密集度から選定し、樽を作り、2年かけてゆっくり自然乾燥させ、世界で一番売れてるアメリカンウィスキーである(ジャックダニエル)に貸し出し熟成に使ってもらい、そののちグレンモーレンジィの熟成に使うのです。またウィスキー樽は通常6回ほど再利用されるのですが、回数を重ねると樽の風味が減るので2回までしか使わないという徹底ぶり。ウィスキーの風味は7割樽で決まると言われていますが、樽にかける情熱とコストは計り知れないのではないでしょうか…
そもそも、バーボン樽を初めて使用したのもグレンモーレンジィだそうです。
バーボン樽で熟成させた原酒を後塾(ウッドフィニッシュ)に使う樽の種類も豊富でシェリー、マディラワイン、ポートワイン、ソーテルヌワインなど色々な樽を使い分ける事で様々なバージョンがあります。まさに樽のパイオニア。
熟成庫は低い屋根で厚い石の壁そして地表が見えており、温度と湿度が一定の場所が良いと研究し採用。
ここまでこだわってるからにもちろんラベルも適当ではない!中央にある四角い模様。グレンモーレンジィがあるロス州テイン街は元々ピクト人(?)が支配しており、彼らは天空に現れる色彩(オーロラの色、赤、緑、紫etc)を体に装飾しており、キャドボルストーンと呼ばれるものに自分達の物語を万華鏡のような模様や宝物の数々を共に放り込みました。この万華鏡のように無限に広がるという思いからこの模様がグレンモーレンジのアイコに採用されています
香り
甘いオレンジ、微かなレモン、シトラス、微かな花
味
微かな上品なモルトの甘みを感じた後鼻からアルコール臭が抜け、アルコールが喉を焼きサッパリと消え去る
フィニッシュ
後味がサッパリしているのですぐになくなる味わいが繊細過ぎてアルコール感が残り喉が乾く笑
加水
香りが甘くなり、アルコールの刺激が緩和されることによりストレートでは味わえなかった複雑な味わいが感じられるようになる、甘みが増しつつもサッパリさは変わらず非常に飲みやすくクオリティーが上がる。
ハイボール
1:3ほのかに甘いサッパリとした飲みやすい炭酸水(笑)ハイボールとしてはちょっと味が薄すぎる。ウィスキー追加してもアルコール度数が上がり飲みにくくなるし、甘さが感じ難くなる。
完全に加水、トゥワイスアップのみオススメ❗他の飲み方は飲み難く甘さも感じ難く、飲み方を間違えると二度とリピートしない可能性すらあるほど繊細で(薄い)細かい味わい。140種類以上のアロマが感じられるとの事ですがまだまだ未熟故に全然感じず←もしかしたらグレンモーレンジィを語るにはまだ早かったのかもしれません…
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