ビーサン(ルーアックモア)飲み比べ

ビーサン(ルーアックモア)
開けて置いてた古いの(2021年1月開封)開けたての新しいの(2022年2月開封)同じ樽のボトル飲みくらべ


香り、香りはやはり開けてすぐのほうが豊潤、厚みがあり、暖かなスモークを感じる古い方は新しいのと比べるとかなりインパクトが弱くなってるのがよくわかる。


味、やはりピートが強いものは開けた瞬間のバチバチのスモーキーさや荒々しさが際立ち爆発してる(笑)(ルーアックモアだからかもしれない)
古い方は薄くなってると言うよりは優しく、まろやかになってる印象ピートが落ち着き、しっかりとモルトの旨味、ルーアックモアのチョコレートやコーヒーのニュアンスの苦味までしっかり感じられるようになり、繊細さを邪魔していたアルコールが気化したのかもしれないと思うほど複雑で綺麗な味になってました。

フィニッシュ苦味の残り方に変化があり、新しい方がアルコールと共に早く抜け苦味が強く長くアルコールが舌を焼きながら残る印象に対して、古い方は優しくピートと苦味のバランスが素晴らしく、ゆっくりと綺麗にドライに消えていく。

ピートリークスの自分としてはピートモノは開けたてが一番フレッシュかつピーク、後は劣化するとのだと思っていたのですが、飲みくらべて見るとなんとも新しい発見があり、このボトルに関しては開けてから寝かした方が好みなのだと実感しました。バーでは味わえない、家飲み用にウィスキーを丸っと一本買って変化を楽しむといった粋な贅沢を味わえる素晴らしいお酒なのだと再認識しました。