ラフロイグ10年(平行輸入品)
スコッチ オフィシャル アイラ シングルモルトウイスキー
名前の意味は英語で(広い湾の美しい窪地)の意味で1815年創設
燻製香(スモーキーさ)に関してはかなりの濃さを感じるが、熟成にファーストフィルバーボン樽のみを使用しており口に含むと香りの先に甘さが広がる1994年、モルト蒸留所としては初の王室御用達の認定を受け、英国チャールズ皇太子が愛用していることでも有名で(これからも伝統的な手法を守っていってください。あなたの作るウィスキーは世界で一番素晴らしいものだと思います)その言葉を裏付けるようにラフロイグ蒸留所での製造工程は昔のままで、良質なピートでのフロアモルティング。モルトマンが手作業で床一面に暑い日は薄く、寒い日は厚く大麦を広げ8時間後に裏返す作業をし、乾燥に使用するピートも自前のものを使い、炎の調整を職人の手で調整しています。
王室御用達の証としてラベルにダチョウの羽をモチーフにした平和の盾と呼ばれる紋章が描かれています。
なんでも禁酒時代にこれはお酒ではなく薬品だと言って堂々と販売していたという逸話も残るほどの独特で強烈なヨード、ピート潮の香りがする一品。
ちなみに今回ご紹介してるのは並行輸入品で、正規輸入品ではありません。並行輸入品の方が安いのですが、正規輸入品の方が度数が3%高く若干味わいが変わりますが、言われたら…。レベルだと思うので私は安い並行輸入品を買ってます。
香り
ピート香、煙たさ、海辺の草原、レモンピール若干のシトラス、若干ミント、ダークチョコ、濡れた土臭さ、
味
先ず鼻に抜けるスモーク感、慣れない人は鼻が痛くなるかもしれない。口の中を中央からしっかり進んでいき、最初は苦味や世間で言われる正露丸に似た渋み的なものなのだが、広がりきる頃には重くゆったりとしているモルトの旨味に変わる、甘さ控えめで終始飲み手を選び、好みが分かれる味わい
フィニッシュ
旨味→甘さ控えめ→また軽い苦味を感じたかと思うと実はそれはスモーキーさであり、口の中に煙がいたのかとおもくらいである。カカオ比率の多いチョコに似ている軽い舌のシビレとスモーキーさがいつまでも残る、後味が残るという意味では1番長いウイスキーかもしれない…。
トゥワイスアップ1:1
スモーキーさがより前に出てくる
香りで甘味すら感じる口当たりが柔らかくなるぶん旨味を感じ難くなり、スモーキーさと正露丸的な苦味が目立つ様になる
加水してもスモーキーさがかすれないのは流石としか言いようがない。
ハイボール黄金比1:3
うん、美味しい(笑)舌麻痺したかな(笑)ここまで薄まると旨味とスモーキーが逆転してめっちゃ甘くてスモーキーさがアクセントで後味をキリッと〆る感じ。
普段シングルモルトはストレートでしか飲まないので試してなかったが、今までのハイボールで1番美味しい(笑)人生イチ(笑)外でラフロイグのハイボール頼む人をそれなりに見かけていたのが納得出来る味わい。もっと早く知りたかった…(笑)。
コークハイ(コーラ割り)
ハイボールの相性の良さに衝撃を受け、モノは試しと飲んで見たのですが最高に不味いです(笑)まさしくアルコールの入ったイソジンです。紛れもなくイソジン(笑)同じアイラモルトの(アードベッグ)を正露丸と例える事が多いですがラフロイグ×コーラ=イソジンってのを広めて共感して頂きたいぐらい不味いです(笑)。
手に入りやすさ、価格、味わいのクオリティー、どれをとってもかなりレベルの高い一本なので、わざわざ外に出て飲むくらいなら家に常備して、ハイボールはもちろんロックもストレートも全てにおいて最強パフォーマンスのウィスキーだと思います。
もしアイラモルト、ピートが大丈夫であれば是非試して頂きたいです、この一本が家にあるだけで宅飲みに革命が起きます…にんにくの効いた餃子をラフロイグのハイボールで流し込む…これを知ってしまうと早く仕事上がって晩酌したくてそわそわしてしまいます(笑)。