グレングラント10年

グレングラント10年
スコッチウィスキー スペイサイド

グレングラントは1840年ジョンとジェームズのグラント兄弟により作られました。その最大の特徴はクリア&ライトのsimplcityを信念にしている事がそのまま味わいに直結している。またこの兄弟切れ者で輸出をする為に自ら鉄道を引き、スコットランド以外で売られた初めてのスコッチウィスキーを実現したり、どこよりも早く蒸留所に電灯を取り付けスコットランドで初めての自家用車を乗るなど孫正義もびっくりな経営者だったのです。

ウィスキー・バイブルというウィスキーの聖書と呼ばれる書籍ではベストシングルモルトの常連受賞ウィスキーその素晴らしさを裏付ける数字がシングルモルトウィスキー世界第6位の販売量です。特にイタリアのバーではグレングラントのラインナップだけでバーを経営できるとも言われているぐらいの支持率誇ります。

世界的に評価と価格が上がる一方のジャパニーズウィスキーとも無関係とは言い切れず、日本のニッカウィスキー創業者、竹鶴政孝がウィスキー作りを学ぶ為にスコットランドに来た際グレングラント蒸留所に訪れたそうです。

香り

甘いシトラス ローズ 葡萄 柑橘の爽やかさ 若い青りんご   


口全体にスッと入っていきサラサラしていて果実風の爽やかな味わいと柔らかな甘みが多少舌の上に残りながらアルコール臭が鼻にそれなりの刺激と勢いを持って抜けていく


フィニッシュ

舌の上に残った初め軽やかだった甘みが重くなって下に落ちるイメージその変化を長く楽しめるが香りは最初のインパクトが嘘のように感じられなくなる余韻が長くゆったり味わいながら飲める銘柄軽やか、爽やかさで飲み疲れもしないが、1日の飲み始め以外だと物足りなさを感じるかもしれない…


加水

香りのアルコールの刺激が強くなり爽やかさがより際立ち、フレッシュさが薄まる。口当たりが丸くなりストレートより甘味を増したが爽やかさなどが減り単調な甘さがゆっくり広がる、鼻から抜けるアルコール臭もなく軽やかな甘さを口の中全体に広がり余韻は長めなのにやはり後味はサッパリとしている。

個人的な好みがアイラモルトのガッツリのピート、スモーキーさなのですがそのピートさを全く感じない繊細でエレガントなウィスキーですがこのグレングラントはかなりのお気に入り‼
ウィスキーらしい真っ直ぐな旨味を感じられ下手な小細工をしてない印象を受けます。
その気品ゆえに相談事などの話をゆっくり聞くときや、大人の余裕で女性を落とす時に気取らず飲みたくなるような丁寧な逸品
まだ未経験ですがグレングラントの本領は長期熟成により発揮されると言われていますので値は張りますが20年以上の物を飲んでみたいものです…

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