キルホーマン マキヤーベイ
スコッチオフィシャル アイラシングルモルトウイスキー
2005年にアイラ島に誕生したファームディスティラリー（農場型蒸留所）アイラ島に124年ぶりに設立された蒸留所アイラ島で唯一蒸留所が海岸沿いに立てられておらず、最西端で海から1番遠い蒸留所大麦の栽培を行ってる農場を併設している事からだそうです。
更にアイラ島唯一大麦の栽培から瓶詰めまで全行程を自社で行う。麦からグラスまで（ファーム・トゥ・グラス）を理念に掲げ、アイラ100%を実現
現在はアイラ島の大麦麦芽を自らフロアモルティングした麦芽25ppmとポートエレン製造工場の麦芽50ppmの2種類を使っている。熟成樽の8割が バッファロートレースのフレッシュバーボンカスクを使用し、その他オロロソシェリー、スパニッシュなども使用。こだわりが多いが故に小規模にならざるをえないですが（年間量はカリラ蒸留所の2週間分）、そのクオリティーの高さが結果として現れています。キルホーマンはゲール語で教会の名前が由来
マキヤーベイとはキルホーマン 蒸留所 から半マイルの距離に 位置するアイラ島で最も美しいと言われるビーチ。観光客が訪れる有名なスポット 。
フェノール値50 ppm の麦芽を使用しバーボン樽で 3年から5年熟成した原酒を バッティング
香り
温かいモルト、優しいピート、シトラス、
味
黒い土、暖かな(？)スモーキーが第一印象にきて、スパイスの効いたモルトの旨味が損なわれることなく最後まで続く
フィニッシュ
飲み込むと多少のアルコール感を感じるが、スパイシーさをより際立たせ、ピートの余韻が長く続く
加水
スモーキーな香りが強くなり、口当たりがまろやかになった分飲み込んだ後のアルコール感とスパイシーさが悪目立ちしてギャップが激しすぎる。
ハイボール
しっかりピートを感じられ炭酸に負けてなく後味のスパイシーさも炭酸と相性が良い
トータルバランスが素晴らしいと感じた。フェノール値が高いのにスモーキーさが全面的出てなく、裏方だが、しっかりとした骨格造りを担ってる印象、甘さ控えめで、ピートもスパイスも気品すら兼ね備えているかなり大人向けの銘柄まだ新しい蒸留所ではありますが、既に認知されそのクオリティーの高さを評価されるのも納得の出来栄えなのではないでしょうか。