
グレントファース9年ボトラーズ ケイデンヘッドスコッチ スペイサイド シングルモルトウィスキー カスクストレングス
ケイデンヘッドは 1842年に アバディーンで創業したスコットランド最古のインディペンデント・ボトラー 1972年にスプリングバンク蒸留所を所有する J.&.a ミッチェル社の傘下に入り 現在はキャンベルタウンを 本拠地としている ケイデンヘッドは顧客設定をせず ウイスキーのクオリティーだけに集中出来る環境作りを確立させている。
シングルカスク、カスクストレングスだけに絞った オーセンティックコレクション 複数の樽をヴァッティングする スモールバッジなどがあるチルフィルター、カラーリングを一切行わないとこだわりながらもパッケージを簡素化するなどの工夫で他社では考えられない素晴らしいコスパで良品を提供している また同じコンセプトの商品が続くと飽きられてしまうので、1年から2年のインターバルを開けてのリリースを意識、現在ケイデンヘッドには106 箇所の蒸留所の原種がストックしてあるのでこのようなリリースが可能
またブランデーもリリースしており XO 、VSOP などの等級で表示せず 年数表記で表示しているので熟成年数がわかりやすく顧客に優しい1面も。
1898年にスペイサイドのキース地区に創設そばにトファーズウッドという名の森があることから命名。ブレンデッドウイスキー用(バランタインが主に)の原酒として稼働しておりますオフィシャルはほとんどなく、各ボトラーズから少量しか出ていないので、情報が少なく、知名度は低いかと思われます。
2009年に蒸留し、バーボンホグスヘッドで9年熟成。緑色のバナナ、熟していない洋ナシなどの緑色の果物の風味がする若く「グリーン」なグレントファーズ。バーボン由来のフルーティーな甘さの中に少しラム酒の樽からくる甘さを感じられます。
香り
柑橘、バター、キャンディー、微かにミルク、微かに塩気、遠くに醤油
味
暖かい甘味、すぐにココアに似た深みに変わり飲み込むとアルコール感が鼻に抜け出る
フィニッシュ
ココア→アルコール→ミルクチョコレート→舌の痺れ、若干の苦味→わりとスッキリ→甘さがほしいからすぐ飲む。
加水
甘さと苦味が同時に味わえるようになる、加水する量が増えると両者の距離が開く印象、多少加水して様子を見ながら超絶した方がいい。
ハイボール
口当たり甘い、炭酸により薄いレモンの様な柑橘感があり、後味はチョコレートのビターさが残る味の変化が楽しく激しいハイボールになる。
巷で有名な(ウィスキーくじ)で手に入れた一本。つまり自分で望んで買った訳ではないのですが、ピートがない割には個人的にかなり気に入り、(なるほど、口コミに書いてあった(普段自分が飲まないのが入ってて楽しい)ってのは負け惜しみではなくこうゆうことなのか( ・ω・))と納得させられるだけのポテンシャルを持った銘柄でした。単純に巡り合わせが良かったなと日頃の行いに感謝しながらウィスキーの沼へと落ちようと思います。