ザ・ネイキッドグラウス

ザ・ネイキッドグラウス(フェイマスグラウス)
スコッチ、ブレンデッドモルトウイスキー
フェイスグラウスの上位互換でボトルにラベルを貼らず、本場スコットランドの国鳥である雷鳥(Grouse)をボトル本体に掘るという手の込んだ仕様
以前のものはブレンデットウィスキー(モルト&グレーン)(ボトルネック黒)だったものがヴァテッドウィスキー(複数のモルトのみ)(今回のボトルネック白)に変更され、
キーモルトが、ザ・マッカラン、ハイランドパーク、グレンタレット、ザ・グレンロセス、をブレンドさせたのち(マリッジ)、※1ファーストフィル・シェリー樽に最低6か月以上熟成させ複雑なアロマを付与している。
(※ファーストフィルシェリー樽…樽は基本的に5回程度使い回しの再利用が一般的です、その際何回目なのか、以前はなのお酒が入っていたかが重要で、その内容である程度の味わいの方向性を知ることが出来ます。ファーストフィルシェリー=前回シェリー酒を入れていてウィスキーを入れるのは今回が初めての樽。一回目が一番シェリーの芳醇さ、香り、甘さなどの影響がでやすい。)

発売当初1896年には(グラウス)と呼ばれていましたが、その人気から1905年には(ザ・フェイス(かの有名な)グラウス)へと名前を変え、1984年にロイヤル・ワラント(英国王室御用達)を授かってます

香り
ミルクチョコレート、ホットケーキ、スーパーのアイス売り場の冷凍庫(笑)

口当たり柔らかいのにすぐに舌先でピリつくアルコール感甘みや旨味はあまり感じられないが、鼻へ抜ける香りは物凄く濃厚。味よりも香り重視かと思うほど。やはり喉への刺激もかなりある、度数と言うよりはより単純に若さ故の棘しっかりと寝かせたモルトと若いモルト混ぜたらこうなるんじゃないかと思うぐらいの二面性。


フィニッシュ


短く残るのは軽い苦味(笑)
加水二面性が和らぎやっとポテンシャルを発揮してきたが、やはりアルコールの嫌な刺激は残る
ハイボール最初の方は主張も少なくウイスキー慣れてない人に良さそうだが、飲み込んでからのフィニッシュにかけてエグみ⁉アク⁉の様なものを舌に感じる

使ってるキーモルトが豪華なだけにちょっと期待値が上がってしまう、だってウィスキーのロールスロイスとよぼれるザ・マッカランが入ってる訳ですから‼️しかしなんとも若さが目立ってしまう印象…仕様と値段を考えたらコスパは非常にいいんですけどね?値段的にボトルかっこよさ的にも置いておきたいレベルの完成度なんですけどね?
もう少し熟成させたらとんでもなく美味しくなる予感…でも値段も上がるジレンマ…熟成酒の悩ましい所を垣間見たウィスキーでした。

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