ウイスキーの正しい保存方法


皆さんウイスキーの保管はどうしてますか⁉

ウイスキーは基本的に痛み難くアルコール度数も高いのでそれ自体が強い(腐食し難い)お酒とされていますが、色も香りも味も変わることがあるので、ちゃんと保存して飲みたい時に美味しいウィスキーを飲んで頂きたいものです、そんな保存方法にはいくつか気をつける点がありますので、今回はそのあたりを記事にしていこうと思います。
目次

①瓶の封の種類

②光と温度の関係

③気休めグッズの紹介

①瓶の封の種類
先ず未開封時の封の種類ですが、ほとんどのウイスキーの封が薄い金属製のフィルムだと思います、これはそこまで密閉性がよくなく、コルクが破損していたりすると隙間から液漏れを起こしたりします。未開封かどうかの判断材料としての側面が大きいかと思います。
少数ですがコルクの上から蝋で封をしているものもあり(バーポンによく見られる)蝋が割れていない限りかなりの気密性を保持しています。

実はコルクも種類がありまして…
天然コルクコルクをそのまま打ち抜いた良質なコルク栓
圧搾コルクコルク粒を固めて作ったコルク栓
ウィスキーで使われているコルク栓の多くはこの二種です。
個人的な使用感ですが、天然コルクの方が細かい隙間があり、伸縮の幅や、そこにウィスキーが入り込み毛細管現象により瓶とコルクの間まで入り込み密着度合いが高い気がします。ただ、その隙間により古酒だと天然コルクの方が蒸発して液面低下やコルク折れが多いような気もします…
圧搾コルクはサイズが瓶の径より若干大きくねじ込むイメージ(笑)古酒だと折れないけどボロボロして欠片が混入するイメージです(笑)

もちろんそのコルクを傷めないようにするためにお酒は立てて保存が基本です。寝かせてコルクにお酒を浸し続けるとコルクが早く痛み、お酒にもコルクの香りが移ってしまうので寝かして保存は厳禁です。

②光と温度の関係
もちろん直射日光は避けて高温多湿ではないところ、気温の変化もそんなに激しくないところに置くのが望ましい…って皆さん知ってますよね(笑)その中でも絶対気をつけて頂きたいのが、直射日光!(紫外線)未開封でも直射日光にさらされていると色が薄くなり香りも味も格段に下がります。そこで大切なのが箱の存在です。基本的に紫外線完全シャットダウンなので、箱に入れて冷暗所に保存しておけば間違いないです。瓶で飾るとカッコイイんですがね…
なので、ウィスキーをわざわざ箱から出して飾って売ってる酒屋さんは気をつけた方がいいですよ⁉基本的に店の正面ガラス張りですし、高いお酒は滅多売れないですし、売れなくて上に置いてあるから蛍光灯近くで暖かいですし、せっかく高いウィスキー買うならちゃんと保存してるお店で‼お店選びから戦いは始まってます(笑)
また箱が元々ないタイプの長期保存ははアルミホイルを巻くことをオススメします。


③気休めグッズの紹介
こちらは自分も使っているのですが、
プライベートプリザーブ
パラフィルム
の2つです。
先ずプライベートプリザーブですが、不活性、不燃性、無害、無味、無臭のガスをボトルに入れることで、液面と空気との間に層をつくり、酸化するのを物理的に防ぐという物‼その代わりお酒を注ぐたびに使用しなくてはいけなく、一本で90回ほど使えるので、頻繁に飲むお酒に使うとコスパが悪くなります…自分は5000円以上のウィスキーと香りが大切なブランデーに使うようにしています。


続いてパラフィルム

主に実験室などでフラスコなどの封をするために使われている代物で、それ自体には粘着性はなく、伸ばすと弱いゴムの様に若干戻る性質を利用してボトルとコルクの隙間を封するイメージです(ちょっと説明が難しい)…引っ張りながら巻きつけるのですが、多少コツがいるので慣れるまではちょっと難しいかもしれません。
科学的保存力の証明はされてないので気休めグッズとしましたが、プライベートプリザーブでボトル内の空気を遮断して、パラフィルムでボトル外との空気も遮断したら個人的には完璧なのではないのかと思います。特に度数の高いカスクストレングスは必ず使った方がいいと思います。
せっかく手に入れた良いウィスキーいつまでも美味しく飲みたいものです、もしまだ試していなかったら是非ご検討ください‼。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です