モンキーショルダー

スコッチ ブレンデッドモルトウイスキー

色々な大会で賞を獲得している知る人ぞ知るウイスキー…その実力はいかに‼
1887年創設、今だに創業者の直系の子孫が経営している珍しい会社、ウィリアム・グラント&サンズ社スペイサイド地方にグレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィー。

ローランド地方にアイルサベイ、グレーン蒸留所のガーヴァンなど多くの蒸留所を所有しており、2014年カクテルの(ラスティー・ネイル)の必需品ウイスキーと香草と蜂蜜のリキュール(ドランブイ)も買い取り、ジン、ウォッカ、ラム、ブランデー、アイリッシュウイスキーのタラモアデューなど片っ端から種類を増やしてる意欲的な会社です。
その数多く所有している中の3つ、グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィの合計27樽の原酒により作られています。

モンキーショルダーの由来。
ボトルの肩にモンキーが三匹乗っかるというかなり特徴的なデザインなのですが、創業者のペットと言うわけではなく三匹居るのはは使われてる蒸留所の数が三ヶ所で、猿なのは、ウイスキーを作る過程に(モルティング)と言うものがあり、大麦を水に浸して、発芽させて大麦麦芽にし、醗酵させちょうどいいところで(泥炭、ピート)による乾燥をさせる職人技が光る作業を当時、床(フロア)で行っており、大麦麦芽を木製シャベルで掘っては投げ掘っては投げを繰り返すという重労働をしていた方々が疲労による肩の痛みの職業病の事をまるで肩に猿が乗っているようだ‼(モンキーショルダー)と呼ばれていた事に対して敬意を持って命名されました。
現在スコットランドに100前後ある蒸留所の内、非効率的でモンキーショルダーになるほどの重労働のフロアモルティングを行っている蒸留所は7ヶ所しかありませんし、当時よりも勤務体制は改善されてるそうです。そのうちの一つにバルヴェニー蒸留所が含まれており、モンキーショルダーウイスキーに使われてる原酒を作る作業内容にちゃんとモンキーショルダーになる重労働を行っており、まさに本物のモンキーショルダーと言えるのでないでしょうか⁉←ややこしい(笑)

香り

紅茶、レモン、草原の風、チョコレート、


複雑な味…ちょっとオイリーさもあり、最初は爽やかなのだがすぐに重くしっかりとした味わいが追いかけてきて、ちゃんとモルトの旨味を感じられる。


フィニッシュ

しっかりとした旨味が舌の上にそれなりに残り、長く楽しめる


加水

より紅茶のような香りになる味も爽やかよりになり別のウイスキーを飲んでるかのような変貌ぶりだが、決してバランスが悪くなったわけではないから凄い。


ハイボール

爽やかさが優しい甘さになりモルトもそれなりに感じられる

ここまでどの飲み方をしても一定以上のクオリティーを保てるのは素晴らしく、それを計算してブレンドしているのだったら感動すら覚える程の完成度。ただ、バランス、万人受けが素晴らしい故に、パンチ力が無いと言えば物足りない気もする(無い物ねだり)
またスモーキーバージョンも出ているので気になる方は是非‼️